新橋の「Marugo」:伝統と革新が融合したレストランデザイン

増田太志によるユニークなインテリアが魅力のワインバー

新橋の繁華街に位置するレストラン「Marugo」は、増田太志によるデザインが注目を集めています。店舗の目立つ存在感とワインバーの開放的でカジュアルな雰囲気を両立させるため、店のロゴを構成する円形をインテリアに取り入れるという斬新なアイデアが採用されました。

「Marugo」のインテリアは、ロゴの一部である円形を取り入れることで、他のレストランとは一線を画すユニークな特性を持っています。ワインバーの開放感とカジュアルさを表現するため、目を引くデザインと記憶に残る装置が試みられました。カウンターバックの赤色、ボタン付きのベンチ、全壁に使用された高岡銅器の銅板など、海や高岡銅器の要素と日本の素材を組み合わせることで、和でも洋でもない新たな空間が生まれました。

このデザインは、高岡銅器の色銅板、ワインレッドのタイル、キューブブリックタイル、マホガニー材などを使用して実現されました。店舗の面積は105㎡で、新橋という雑多なエリアでの視認性を向上させることを目指しています。また、新宿で展開している店舗が新たなエリアに登場したことを伝えるために、ブランドサインに使用されている○をインテリアデザインに取り入れました。

このプロジェクトは、柳通りという繁華街でワインバーのような開放感とカジュアルさを持つ店舗を目立たせるための研究が必要でした。円形からの光を明確にするために、フルサイズのモックアップを作成し、間接照明の設置位置を調整するなど、クリエイティブな課題を克服しました。

「Marugo新橋」は、ワインバーの開放感とカジュアルさ、そして目を引く仕掛けとして、Marugoのロゴを構成する円形をインテリアに取り入れました。高岡銅器の銅板の西洋的な要素と日本の素材を組み合わせることで、存在しなかった何かを作り出すことができました。このデザインは、2020年にA' Interior Space, Retail and Exhibition Design Awardでゴールデン賞を受賞しました。

写真はNacása & Partners Inc.のKanno Kaiによるものです。このデザインは、デザイナーの才能と知恵を反映し、芸術、科学、デザイン、技術を進化させ、特異な優れた特性で世界に大きな影響を与えるという、ゴールデンA' Design Awardの基準を満たしています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Futoshi Masuda
画像クレジット: Photographer/Nacása & Partners Inc. Kanno Kai
プロジェクトチームのメンバー: designed by Masterd co.,Ltd
プロジェクト名: Marugo
プロジェクトのクライアント: Futoshi Masuda


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